鬼ヶ面のヒメサユリ - Beauty and the Beast -
この時期になると気になるのがヒメサユリの開花状況。
今年は例年より少し季節が遅れているので今週末にターゲットを絞っていました。
金 土
日
の天気予報を見て、「行くなら金曜日しかない!」
仕事を強引に整理して禁断の平日山行です。
結果的に金土日とも晴れだったけどね。
5年に一度くらいの周期でやってくるヘビメタ聴きたい病発症中なので、運転中はジューダスプリーストさんを歌いながら眠気を吹き飛ばしました。
「すぉ〜んとぅあべんじ、うんこったれっ!」
↑当時高校生だったヘビメタ好き同級生がこう歌っていたので変に覚えてしまった。ロブ・ハルフォードさんごめんなさい。
新潟と福島の県境の六十里越登山口へ。
先日の岩手に比べたら近い近い。
さすが平日、朝5:30の時点で僕が3台目でした。
5:45 ヒメサユリに会いに出発〜
ちょっともやってる。
キテレツ系植物その1 ショウキラン
キテレツ系植物その2 ギンリョウソウ
腐生植物以外にはチゴユリやマイヅルソウ、葉っぱだけのツバメオモトやサンカヨウがたくさん。
いい天気だ!
ここは新潟県と福島県の県境に位置する難所の六十里越。
300m下には国道252号線、500m下にはJR只見線がトンネルで峠を越える。
電波はこの反射板で峠を越えるみたいです。
ピンキーなタニウツギがフレッシュです。
おぉ〜視界が開けた! 均整のとれた燧ケ岳が美しい。
ふぐすま方面は雲の海。
ビビッドカラーのイワカガミ
やっとこさ最初のピークの南岳に到着〜 浅草岳が遠い〜
後ろを振り返ると、燧ケ岳〜平ヶ岳〜越後三山が美しい!
ここからスカイライン。日差し強烈で松崎しげるになること必至。
存在感があって触るとチクリとするオニアザミ嬢。
そして・・・
ヒメサユリ一号発見! 相変わらず清楚だね〜
ウラジロヨウラクやベニサラサドウダンもたくさん咲いていました。
でもやっぱり姫がいい!
尾根道はず〜っとアカモノやゴゼンタチバナが絨毯のように花を咲かせていましたが、シャッターを切るのは姫ばかりでした^^;
8:10 鬼ヶ面山に到着\( ˆoˆ )/
しかし浅草岳はまだまだ遠いのであった(泣)
ここから怒涛のヒメサユリロードに突入。
実は南岳〜鬼ヶ面山のヒメサユリはもうほとんど咲き終わっていて、傷んだお花ばかりだったのです。
今年のヒメサユリ計画は飯豊や朝日連峰のプランも練っていたけど、開花が遅れているとの情報から鬼ヶ面山に決めたのに、やっちまった感満載でした。
が、「なんということでしょう〜」
鬼ヶ面から先はフレッシュなヒメサユリがいっぱいでした♪
このルートを選んで大正解!
が、浅草岳はまだまだ遠いのであった(泣)
目の前に立ちはだかるのは北岳の直登。
いきなり、ゴロゴロ、ドーン! と大きな音がして何事か?と思ったら…
雪渓が崩壊して崩れ落ちる音でした。
北岳を越えるとオノエラン源氏名じゃないよに癒される。
貉沢(むじなさわ)カッチ付近もヒメサユリいっぱい。
が、浅草岳はまだまだ遠いのであった(泣)
ニッコウキスゲも登場。
田子倉湖を眺めるように咲くニッコウキスゲ。
大汗をかきながら前岳の急登に望む僕を励ますように咲くヒメサユリ。
やっと前岳を越えた! 浅草岳が近い(嬉)
ネズモチ平からのルートと合流すると急に人が増えて賑やかになります。
雪渓の上はひんやり。涼しくて生き返る〜
10:30 浅草岳山頂\(^ω^)/ ちょっと松崎化進行中。
山頂から歩いてきたルートを振り返る(左奥から南岳〜鬼ヶ面山〜北岳〜前岳 )。
よく歩いたな〜
さっ、戻りましょう。
今日もピストンなので、アップダウン地獄が待っています^^
ワタスゲと青空を写す池塘が涼しけ。
微妙に木道が右に傾斜してぼ〜っと歩くと右側に落っこちます。現に落ちた跡あるし…
帰りもヒメサユリロード^^
が、アップダウン地獄は果てなく続くのであった(泣)
ナルコユリの風鈴
歩いていると感じないけど、写真で見ると結構きわどいルートですね。
ふ〜、やっと最後のピーク南岳だ!
ありがとう浅草岳! 今日一番の目的は鬼ヶ面山のヒメサユリだけどね
14:30 無事下山。アップダウンきつくて暑かったな〜
灼熱地獄で最後ヘロヘロになりましたが、貉沢カッチ付近のヒメサユリがフレッシュでとてもすばらしく、無理してきた甲斐がありました。
ヒメサユリライフが満タンになりました。
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