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2015年10月11日 (日)

鳥海山グルっと一周MTBサイクリング2015

今年も「鳥海山グルッと一周MTBサイクリング」参加してきました。

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■鳥海山グルっと一周MTBサイクリング

 

秋田県と山形県の県境に位置する「鳥海山」。

その東北の名峰をMTBでグルっと一周回ってしまおうという素晴らしいコンセプトのこの大会。

鳥海山麓の雄大な自然に160km走破の達成感、膨大なコース標識などから垣間見えるスタッフの熱意・暖かさ。

その魅力に僕はすっかりリピーターになってしまいました。

気がつけば今年で9回目の出場になります。

 

過去の様子はこちら。

 
 
■2015年の大会は一周コース復活
 
ここ2年ほどは土砂崩れで一周コースが不通だったのですが、 今年は3年振りに1周コースが復活しました。
また、昨年は最終ADでまさかのタイムオーバー失格だったので、今年は何がなんでも完走したいと、とても楽しみにしていたのです。
 
 
■出走前
 
今年も昨年同様、象潟海水浴場のすぐ近くにある象潟キャンプ場でテント泊しました。
なってったって、この時期はタダなんですよ、奥さん!
今年は風も穏やかでグッスリと快眠することができました。
 
AM4:00 起床。
予想以上に気温が暖かく、半袖ジャージ+アームウォーマーに短パンで走ることにしました。
今年はタイムアウトしても目立たないように迷彩柄のジャージで走ります^^
 
AM5:00 スタート地点の象潟漁港に移動して出走チェックを受ける。

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前日の交流会ではお顔を拝見できなかったB&Bのお二人にも激励をいただきました。

僕の中ではお二人の顔をみないと秋田に来た気がしないのでとても嬉しかったです。

 

今日は雨予報ですが、鳥海山が見えて一安心です。

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俄然、モチベーションがあがってきます。

 

■スタート〜遊佐AD(40km地点)

 

AM5:30 エリートクラスから順次スタート。

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今年も身分不相応にエリートクラスで申し込みました。

 

まだ薄暗い海岸線のダートを赤いフラッシングライトのMTBが列をなして走る様はとても幻想的。

後方からこの光景を眺めるのがとても好きなので、今回も最後方から追走(ということにしておいてください^^)

赤いライトの列は海沿いから鳥海山を源流とする奈曽川を遡り、田んぼの畦道を通って、森の中に吸い込まれていく。

小砂川の集落を過ぎた後、山形県境付近から本格的なオフロードに突入。

相変わらずここのダートは火山砂でズルズルスリップして走りずらいが、例年よりも砂が締まっていて比較的走りやすかった。

後続の160kmクラスに人たちはここから秘境駅で有名な女鹿駅方面に下るが、エリートクラスは標高450m付近まで岩山林道を登る。

エリートクラスはさすがにみんな速いので、遥か前方を走って行ってしまい、僕はポツンと一人さみしく単独で後方を追走する。

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スタートから約1時間30分、ようやく岩山林道の頂上付近に到着。

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鳥海ブルーラインに出て舗装路を「おわkm/h」でハイスピードダウンヒル。

苦労して獲得した標高450mがあっという間になくなっていくのが悲しい。

 

3年振りの丸池様。不思議な青い輝きが美しくてありがたいです。

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梅花藻たなびく清流牛渡川を渡ると遊佐の田園地帯に出る。

この辺で、とうとう雨が落ちてきた。

 

遊佐の長い直線の道路は海側に延々とフェンスが建てられている。

雪無し県に育った僕はこのフェンスがどのような効果をもたらすのか皆目見当がつかないが、雪による不具合を緩和するためのものだろうくらいの想像はつく。

長いフェンスが途切れたころ、川を渡る。

映画「おくりびと」のロケ地で有名な月光川だ。

河原には映画にちなんだ椅子が置かれている。

使われなくなった古い橋の上から月光川を覗き込むと、40cm〜50cmはあると思われる鮭が数匹遡上しているのが見えてとても興奮した。

黒潮県に育った僕にとって鮭の遡上はとてもエキサイティングな光景だ。

白くボロボロになった傷だらけの魚体が多く、その姿はとっても痛々しい。

彼らはこの後絶命してしまうわけだが、目的達成のために使命を全うしようとする懸命な姿が僕の心を打ってやまない。

 

「世界が明日ほろびるとしても、今日私はりんごの木を植える」

 

彼らの懸命な姿を見て、マルティン・ルターの言葉を思い出した。

自転車選手でもない僕が、このサイクリング大会を一生懸命走ろうが、ちんたら走ろうが、僕の人生にはほとんど影響しない。

でも、終わった後の達成感には天と地ほどの差が出ると思う。

自分なりに一生懸命チャレンジするからこそ、達成感が味わえるのだ!

その達成感を味わうために、今日も、そしてこれからも一生懸命ペダルを回し続けるのだろう。

 

出発から2時間30分、40km地点の遊佐ADに到着。

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おいしい梨をたくさんいただきました。

160km組はみんな通過してしまい、僕がほぼ最終走者だったので食べ放題でした^^

スタート地点からここまで移動して応援してくれたB&Bさんにチョコクッキーと激励をいただきました。

ありがとうございます。

 

 

■遊佐AD〜玉簾の滝AD(60km地点)

 

この区間は岩山林道と奥山林道をつなぐリエゾン区間みたいなもの。

途中の果樹園では柿や花梨がたわわに実っていてとっても美味しそう。

手グセの悪い僕は欲望を抑えるのに必死でした。

 

トンネルをくぐって酒田市に突入。

日向川に向かって九十九折を下ると、「ここは下黒川だ!」 と書いた看板。

なぜ偉そうなんだ???

500mほど走った先の集落にあった同じような看板を見てその意味を理解しました。

「ここも下黒川だ!」

 

このあたりでようやく160kmコースの人たちに追いつき始めた。

ここまでほとんど単独走でサイクリング大会ぽくなかったのでホッとしました。

遊佐ADから約1時間で玉簾の滝ADに到着。

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毎年恒例のおにぎりと、今年はさらに玉こんにゃくをいただきました。 

この後は本コースのメインステージとなる奥山林道が控えているので、静岡県民の夜のパワー源「うなぎパイ」を注入。  

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夜のお菓子パワーで過酷な奥山林道を乗り切るのだ!

 

 

■玉簾の滝AD〜大清水AD(80km地点)

 

本コースのメインステージとなる奥山林道です。

標高860m地点まで登ります。

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鳥海山がクッキリ見えていい感じです^^

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今年はなぜか「絶景ポイント」指定から外されてしまった「チ○コ岩様」に参拝。

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僕も「うなぎパイ」パワーでギンギンに燃えています^^

 

紅葉がいい感じ♪

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今年は例年より紅葉が下まで降りてきていてマムシ草の実もすでに赤く色づいている。

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林道不通の原因だった崩落現場には新しい立派な橋が架けられていました。

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標高500〜600m付近の紅葉がとても美しく、その極彩色の中をMTBで走る楽しさは言葉では言い表しようがないと思う。

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例年スリッピーで苦労していた標高700m付近の九十九折は締まった砂利が敷き詰められていてとても走りやすかったです。

このあたりでジムグリさん(とってもかわいいニョロです)と遭遇。

連れて帰りたかったなぁ・・・

 

県境を越えて再び秋田県に突入すると最上部まであとわずか。

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玉簾の滝ADから約2時間で最高標高地点に到達! 今年もがんばれたよ!

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下り始めるとすぐに大清水(おしず)AD。 こちらの紅葉も素晴らしい。

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■大清水AD〜直根AD(100km地点)

 

オフロードの高速ダウンヒルで下った先は由利本庄市の旧鳥海町百宅地区。

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のどかな農村地域だが、この付近は鳥海ダム建設予定地になっており、数年後はダム湖の底に沈む運命なのだという。

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この地域の人たちはこれからこの地にりんごの木を植えるのだろうか?

 

3年前のコースでは映画版釣りキチ三平のロケ地である法体の滝がADに設定されていたが、災害で鶯川大橋が不通のため、大きく迂回ルートをとり、直根出張所ということろがADに設定されていた。

 

大清水から約1時間で直根ADに到着。

象潟うどんをおいしくいただきました。

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直根ADでは前日の交流会で本日の健闘を誓いあった新潟のIさんがなぜかスタッフジャンパーを着て交通整理をしていたり、神奈川のKさんがリタイヤ?していたり・・・

みなさん色々とドラマがあった模様。

僕も過去の大会ではペダルがなくなったり、スポークが折れたり、ブレーキオイルが抜けたり、普段起きないようなアクシデントに見舞われてきたけど、それだけこの大会が長丁場で過酷ということなんでしょうね。

 

 

■直根AD〜冬師会館AD(125km地点)

 

直根ADからしばらくはオンロードのヒルクライム。

花立牧場公園までゆっくりゆっくりと登ります。

 

途中、晴れ間もでてきて、お天気回復かと思ったけど、花立を過ぎたら突然ものすごい豪雨に見舞われました。

あまりに急だったのでカッパを着るわずかの間で全身びしょ濡れになってしまった。

参加者の中にカッパのコスプレをした人がいたけど、彼もこの雨で急遽カッパを着用。

カッパを着たカッパをはじめて見ました^^

雨もすごかったけど風もすごかった!

全然前に進まないので笑うしかない。

 

ずぶ濡れで寒いので、冬師会館ADはチェックだけしてスルー。

一刻も早くゴールしたくて先を急ぎます。

 

 

■冬師会館AD〜ゴール(160km地点)

 

にかほ高原の風車のある峠までオンロードのヒルクライム。

登りきったらご褒美の絶景ダウンヒルコース。

今年は残念ながら雨とガスで景色はほとんど見れませんでしたが適度なアップダウンの草付きのダブルトラック〜シングルトラックがとても楽しく、雨の中、泥んこになって走りました。

 

最終関門となる遊佐砕石場を無事通過し、ほぼ完走確実となり一安心です。

 

夕陽ポイントに到着。今日は夕陽は全く望めません(泣) 

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少し物悲しく感じる最後の海岸線。

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10時間前にここ通った時はワクワク感でいっぱいだったが、ゴールに向かって反対方向に進む今はなぜか寂しい気持ちになってしまう。

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午後4時前、無事ゴールしました。

完走後に頂いた暖かい芋煮が最高だったことはいうまでもありません。

 

今回完走してみて昨年のリベンジというよりも、自分はまだまだ走れるということを実感できたことが嬉しかった。 

現状のままダラダラ過ごしていたら、年齢から言ってあと数年程度しか鳥海山は完走できないと思う。

10年、いや20年後も走り続けられるように、リンゴの木を植え続けたいと思った今回の鳥海山グルイチでした。

今年の戦利品。

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参加者のみなさん、大会関係者のみなさん、おつかれさまでした。

そして、毎回楽しい大会をありがとう。

自転車に乗れる限り、そしてお金が続く限り、参加し続けたいと思いますので来年も楽しい大会をよろしくお願いします。

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コメント

鳥海山、完走おめでとうございます!
…って言うより、クロコダイルさん 余裕の走りでびっくりポンでしたよ〜!
私なんて何もしていないのに、うなぎパイを奪ってしまい、お陰で夜まで元気ハツラツでした〜(^^;;
私もグルイチでみんなの走りを見て 力をもらい、病院のリハビリでは果たせなかったママチャリにチャレンジしてみて、今日で三日連続でママチャリに乗っています。
クロコダイルさんはまだまだ若いので 来年も再来年もぜひぜひ鳥海山に走りに来てください*\(^o^)/*
私も来年はもう少し元気になっているように頑張りますので♪

投稿: ボケちん@B&B | 2015年10月16日 (金) 21時36分

「世界が明日ほろびるとしても、今日私はりんごの木を植える」
いい言葉!共感!

しかし!
うなぎパイから期待通りの流れが、ちょっと嬉しかったです(笑)

投稿: きたさん | 2015年10月16日 (金) 23時13分

>ボケちんさん
ご声援いただき、ありがとうございます。
うなぎパイパワーとの相乗効果でなんとか完走できました^^
ボケちんさんもママチャリ頑張りましたね(๑˃̵ᴗ˂̵)و
またチ○コ岩様までママチャリで激走してしまうくらい回復されることを願ってます。
僕も月光川の鮭のように毎年にかほに戻ってきます。
ボケちんさんもあせらずにお大事にしてくださいね〜

投稿: codile | 2015年10月16日 (金) 23時17分

>きたさん
実は稲取の迷菓「どんつく囃子」を持って行こうかと迷いましたが、セクハラの可能性大なので自重しました^^;

投稿: codile | 2015年10月16日 (金) 23時27分

完走おめでとうございます。

ゴールでお迎えできずにすみません。
前夜に自転車が消えてしまう事態に....

急遽スタッフとして玉簾・直根へのバイク搬送とスタートお見送り、AD誘導係りに徹しました。
第1回からの参加でしたが、今回は出走叶わなかったものの、スタッフの大変さと別の楽しさを感じました。
来年へ持ち越しです。

投稿: 新潟のI | 2015年10月17日 (土) 09時15分

>新潟のIさん
コメントありがとうございます。
えっえ〜!?
自転車が消えるってもしかして盗難???
鳥海山を走れないのももちろん残念だけど自転車もなくなっちゃうなんて・・・
僕も象潟キャンプ場で自転車出しっぱなしで寝ていたので他人事じゃないです。
来年は今年の分も含め2週分楽しみましょう!
スタッフおつかれさまでした。

投稿: codile | 2015年10月19日 (月) 23時01分

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