2010 王滝 春の陣
実は先週から引っ越ししていてネットが不通状態でした。
ようやく本日インターネットが開通したので、遅ればせながら王滝の様子をアップします。
さて王滝100km。
今回が5度目のチャレンジになります。
過去の戦績は・・・
2007年春の陣 9時間10分59秒
2008年春の陣 9時間01分06秒
2008年秋の陣 9時間10分12秒
2009年秋の陣 8時間37分30秒
ご覧のとおり常に完走ギリギリのタイムですが、今年は密かに壮大な野望を持ってのぞんだのです。
それは以前の僕では考えられない7時間30分切り。
この春、Superflyを手に入れてから、僕のスタイルは変わりました。
自分なりの限界でどこまでやれるのか試してみたくなったのです。
一応根拠はあって、AD富士見で3時間30分くらいの人は王滝を7時間30分前後で走れているんです。
そんなわけで、7時間30分切りを目指して王滝に挑んだのです。
前日の5月29日。伊豆出発時は雨でしたが、王滝はいい天気。

上松町の旅館で前泊し、当日の会場入りは午前4時。
気温8度ですが、天気は申し分なし。
#以降の写真はほとんどが前日29日に撮った写真です。

装備はハイドレーションバッグにCCD2リットル、補給食はSATO-TOP10とPOWER GEL梅3パック。
スタート1.5時間前にオニギリ3個を食べ、スタート30分前にアミノバイタルプロを1袋流しこむ。
服装は半袖+アームウォーマーか長袖かで悩みましたが、優柔不断な僕は半袖の上に長袖を重ね着してのぞみました。

バイクは4:30頃に並べたので前から150台前後の比較的前の方の位置。
お祓いを済ませ、定刻の6:00にスタート。
スタート後3km続く舗装路のパレード区間を利用して体をアップするが、やはり朝は寒い。
橋を渡って、オフロードに入るといよいよレースモードへ突入。
だらだらした登りが続くが脚は良く回り調子はいい。
ちょうど青ジャージ2人組とペースが合うようで、この2人組についていく。
それにしても、この青いジャージ、鳥海山でよく見かけたジャージで懐かしい。
絶好調のまま、最初のピークを通過。
時間は1時間ジャスト7:00。
ここから最初の下りに突入するが、下り始めて3分。
突如、後方からガッガッガッガッガッガーという強烈な振動。
パンクだ~![]()
急いで路肩にバイクを寄せ、チューブを入れ替える。
が、ここで思わぬ誤算。
新しく新調したポンプを持参したのですが、これがどうやっても空気が入らないんです。
何回シャコシャコしても手ごたえがなく、じわじわと空気は入っているようですが非常に進捗が悪い。
何百回ポンピングしたでしょうか?
ようやく1.7-8気圧程度入りましたが、この時すでにパンクしてから25分が経過していました。
体重80kgの僕は3気圧は入れたいところですが、これ以上は入りそうもなかったのでこれで走りだします。

1時間走って30分程度止まっていたのでほぼ最後方まで後退したようです。
空気圧が不足しているので下りはチンタラ下りますが、登りはガンガン行きます。
面白いようにごぼう抜きできました。
こんな経験は人生初かも。
そして2回目の下り。
慎重に下っていたのですが・・・・
ガッガッガッガッガッガー
また、パンクだ~![]()

そして再びシャコシャコと効率の悪い空気入れ。
この時、ふとしたことで正しいポンプの使い方に気付きました。
ポンプのハンドルを90度ひねってからポンピングすると簡単に空気が入るではないか~
今度は3気圧きっちり入れてリスタートです。
2回のパンクで50分近くロスしたので7時間30分切りは完全にギブです。
さらにチューブも2本しか持参しなかったので、次パンクしたら完走も危うい状態です。
モチベーションを失いかけましたが、ここでチンタラ走ったら次につながらないので登りだけはガンガン走ることにしました。
そして30km地点のCP1に到着。
約3時間30分。
ノンストップでCP2を目指します。
パンクが怖いので下りは超ノロノロですが、登りは悲しいくらいに調子がいい。
60km地点のCP2へは5時間50分で通過。
ここもノンストップでCP3を目指す。
73km地点のCP3は6時間50分で通過。
ここもノンストップ。
ガンバレば8時間は切れるかもしれない。
と思ったその瞬間。
ガッガッガッガッガッガー
パンクだ~![]()
もうチューブはない。
残りは後15km。
考えても仕方がないので、とりあえず前進あるのみ。
とりあえず、下りはパンクしたまま10km/hでノロノロ走行。
登りは押に徹する。
そんなみじめな僕に7~8人の方からありがたいお言葉を頂きました。
「チューブあげましょうか?」
おお、神よ!
ただ悲しいことに、みなさん26インチなんです。
気持ちだけありがたく頂いて、押しに徹します。
そして最後のピークを越えて、長い下りへ突入。
乗車して下りたいので、後輪にパンクしたチューブを3本詰め込みます。
トボトボと10km/hで下る僕の横を大勢の人が通過していく・・・・
そしてまったく楽しくない下りをこなしようやくゴール。
「322番の選手、すごい余裕のスピードでゴール!」
いや、パンクでスピードが出ないんですけど・・・

いやぁ、完走できてよかった!
ポンプの使い方とか反省点はたくさんあるけれど、自分の走りには大満足です。
ちなみリザルトを見たら面白い。
セクター1:3時間36分12秒 511位 (パンク2回---50分ロス)
セクター2: 2時間20分37秒 137位
セクター3:59分06秒 130位
セクター4:1時間56分38秒 451位 (パンクのまま15km走行)
トータル: 8時間52分34秒 348位
パンクの影響がなかったセクター2・3を見ると130~140位くらいなので、このペースだったら7時間25分くらいでゴールできそうです。
今からガンバレば秋の陣は7時間切りも夢じゃないかも。
課題はパンクしないスムーズな下り方かな。
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コメント
パンク大変でしたね~お疲れ様です。
~
ロードに比べて空気圧低いんですね。3~4分の1程度とは・・・。
パンクしにくくなるものとか有るらしいですが
No TUBESのTIRE SEALANTとか良いらしいです。使ったことないですが。
ところで今週は富士山国際ですがどうですか?
もうメンバー表もアップされましたね、お互いパンクには気をつけましょうね
投稿: キロ | 2010年6月 4日 (金) 00時29分
キロさん。
本当はパンクに強いチューブレスタイヤにしたいんですけどね。
superfly純正ホイールはチューブレスホイールじゃないもんで・・・・
あざみラインですか?
もちろん出ますよ!
でもスバルと日程重なっちゃったので人数が少ないですね。
MTBの部はたったの13人。
1時間30分切りを狙っていたけど、1時間15分切らないとまたビリの予感
投稿: codile | 2010年6月 4日 (金) 21時48分
初めまして。鳥海山で見た青いジャージ軍団で秋田から参戦してました。鳥海山でペダル壊れていて印象的でしたし、ポーズをとってクロコダイルさんのブログに私も何枚か出ています。 今回もクロコダイルさんを発見しましたが声をかける余裕がなく・・・半信半疑でしたし 次回どこかで見かけたら声をかけます。 しかし、パンクで15キロとは 凄い根性ですね。見習います。
投稿: F木 | 2010年6月 5日 (土) 23時04分
F木さん。はじめまして。
コメントありがとうございます。
鳥海山ではお世話になりました。
青ジャージかっこいいですね。
あのジャージは鳥海山でしか見たことがなかったのですが、王滝では大勢お見かけして懐かしさでいっぱいでした。
今年も鳥海山行きます。
その節はよろしくお願いします。
投稿: codile | 2010年6月 6日 (日) 20時21分